石丸幹二(45)坂東三津五郎(54)が初共演、作家で映画監督の青山真治氏(46)が初演出する舞台「グレンギャリー・グレン・ロス」が来年6月に東京・天王洲の銀河劇場で上演されることが8日、分かった。
不動産業界を舞台に顧客争奪にしのぎを削る男たちの姿を描いた米劇作家デビッド・マメットの傑作で、アル・パチーノ、ジャック・レモン主演で映画化されている。劇団四季退団後、ミュージカル、ストレートプレイで活躍する石丸は、不動産会社のやり手セールスマン役。映画を見ており「情けない男たちの集団が人間臭く、役者としてひかれた。男がほれる作品作りで知られる青山監督、歌舞伎界の名優三津五郎さんとご一緒できるのですから、楽しみで仕方ありません」。
歌舞伎俳優三津五郎は落ち目のセールスマン役で、翻訳劇挑戦は81年に尾上松緑、大竹しのぶと共演した「古いアルバート街の物語」以来30年ぶり。「出演のオファーをいただいた時から何か面白い予感がしています。青山監督にお会いし、確信になってきました。新鮮な経験になると思います。外国人に見えるかどうかは心配ですけれど」。
青山氏は00年に監督した映画「ユリイカ」でカンヌ国際映画祭に招待され、小説化した「ユリイカ」で三島由紀夫賞を受賞した。今回は初の舞台演出で「怖いもの知らずにも演出に手を染めるなどという暴挙へと、事態は思いも寄らぬとんとん拍子に。しかもとてつもない天才たちをその舞台上にお迎えできるなんて」と楽しみにしている。公演は6月10~19日まで。
[2010年12月9日7時41分
紙面から]ソーシャルブックマーク




