女優小西真奈美(32)真木よう子(28)池脇千鶴(29)が映画「指輪をはめたい」(今秋公開、岩田ユキ監督)で、激しく殴り合うガチンコファイトを繰り広げたことが10日、分かった。3人は主演の山田孝之(27)演じる、記憶の一部を失った29歳の独身男・片山輝彦に三股をかけられた美女役。小西は会社の先輩で知的な住友智恵、真木は営業先のサバサバした風俗嬢・潮崎めぐみ、池脇は公園で人形劇屋台をしている古風な鈴木和歌子を演じる。

 ガチンコファイトは、昨年12月に都内で撮影された。輝彦(山田)が帰宅し、家の前に待っていた和歌子(池脇)と中に入ると、押し入れの天袋から智恵(小西)が転がり落ちてきて、怒った女子2人が輝彦を殴り始めた。そこにめぐみ(真木)が乱入し智恵の左頬をビンタし、ビンタの応酬になったところに、和歌子が殴り込みつかみ合いになる、というものだ。

 撮影前、3人は「落ち着いて遠慮なくやり合いましょう」と話し合った。

 小西

 真木さんとは思いっきり殴り合うシーンだったので「とにかく本気でやって1回でOKもらいましょうね」と話し、お互いの爪の長さを確認し合って撮影に臨みました。いい感じでやり合えたと思います。

 真木

 クランクインの時からずっと緊張してました。カメラが回ると本気モードに入るので、リアルにやり合えて良かった。

 池脇

 必死で暴れたので、痛い思いをさせてしまったかもしれず、怒ってないか心配です(笑い)。

 無事に一発OKが出て、女優3人は「耳大丈夫だった?」などお互いを気遣ったが、ケンカを楽しみにしていた山田が1人、楽しそうな顔をしていたという。美女3人の「ガチンコファイトクラブ」は必見だ。

 [2011年2月11日11時59分

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