韓国の最強エンターテインメントグループ、SUPER

 JUNIOR(スーパージュニア)がいよいよ日本で本格的に始動する。20日、横浜アリーナでアジアツアー「SUPER

 SHOW3」を開催し、18日からの3日間公演で3万6000人を熱狂させた。今春に、日本語曲のCDをリリースすることも決定した。韓国では東方神起と同じSMエンターテインメントに所属する実力派グループが、日本の音楽シーンにK-POPの実力を見せつける。

 多才なエンターテインメント集団のステージは、歌あり、トークあり、お笑い要素も含まれた濃密なショーだった。約3時間半に及ぶ長いステージも、ファンの絶叫は最後まで途切れることはなかった。

 日本では数回コンサートを行ってきたが、同グループのアジアツアーの枠組みで日本が組み込まれたのは初めて。日本語は勉強中で、この日のMCには通訳がつけられた。それでも、ドラマ仕立ての映像や、ビヨンセ、レディー・ガガら女性アーティストの楽曲を女装して歌うなど、言葉の違いを超越した楽しいパフォーマンスが続いた。平井堅の「瞳を閉じて」やSMAPの「世界に一つだけの花」など日本の楽曲も滑らかな日本語で歌ってみせた。

 リーダーのイトゥク(27)は「1年6カ月ぶりの日本でのコンサートで、ホントに長くお待たせしました。これからは頻繁に来たいと思ってます」と日本での活動を本格化させることも約束した。春には日本語での楽曲をリリースすることが決まった。日本語の堪能なソンミン(25)も「日本に来る機会がたくさんありそうです。期待してください」と意欲を見せた。

 同グループは、韓国で09、10年と2年連続でアルバム売り上げNO・1を記録し、台湾チャートでは37週NO・1という驚異的な記録を打ち立てた。アジア各国のチャートを制してきた、東洋NO・1の実力派グループが、満を持して日本の音楽界に参入する。【今西孝江】