女優上戸彩(25)が15日、東日本大震災の被災地の宮城県石巻市を訪れ、渡哲也(69)率いる石原軍団が炊き出しを行っている「石巻げんき食堂」に参加した。渡と上戸は、09年のテレビ朝日系スペシャルドラマ「結婚」で親子役で共演しており、2人は抱擁しながら再会を喜んだ。上戸は震災後、渡に「炊き出しをやるときはぜひ参加させてください」とお願いをしていたことを明かし、「私もこういう思いを続けていきたいです」と訴えた。
14日深夜に仕事を終え、この日午前4時に都内を出発した上戸は、車中で仮眠を取りながら約7時間かけ到着した。会場では、サプライズゲストの登場に歓声が上がり、上戸はエプロン姿になって焼きそばを作り始めた。被災者の方々に「負けないでね」と声をかけながら唇をかみしめ必死に作る姿に、訪れた被災者からは「かわいい」との声も聞かれた。
今回の震災で、長女の愛梨ちゃん(6)を亡くした佐藤美香さん(36)は、次女の珠莉ちゃん(3)とともに訪れた。愛梨ちゃんのいきさつを聞いた上戸は「いっぱいハグして、パワーをおくりました」。そのパワーをもらった美香さんは「見ず知らずの人にも元気をあげていて、うれしかったです。温かいなと思いました」と、珠莉ちゃんを抱いて涙ぐんだ。
上戸は炊き出しに参加しただけでなく、被災地へ送る約1万点もの救援物資も自ら運び込んだ。仕事の都合で約4時間の滞在となったが、「みなさんの力になれればいいなと思いました」と話し会場を後にした。
一緒に焼きそばを作った渡は「彩のおかげで笑顔が多かった。現場の華でした」と締めくくった。【荒木俊晴】




