KAT-TUNの亀梨和也(25)田口淳之介(25)田中聖(25)上田竜也(27)中丸雄一(27)が10日、今も震災余波に苦しむ福島県民を激励した。郡山市内で、ふくしまFM「震災復興支援プログラム

 KAT-TUN」の公開収録に臨み、初めてグループとして被災地に入り、交流した。収録では「勇気の花」「SMILE」をアカペラで披露、息の合ったトークで会場に笑顔の花を咲かせた。

 地震、津波に、収束の見通しが立たない福島第1原発事故と闘っている地元の人限定で公開収録に招待。今月3日から6日までの緊急告知で集まった約3400人の応募の中から600人が参加した。同番組は4月からスタート。リスナーから「心から感謝します」「ぜひ福島に来てください」などの声が寄せられ、5人も「直接、足を運んで元気を与えたい」と、今回の公開収録が実現した。

 福島とは縁もあった。亀梨は、今は避難所になっている「ビッグパレットふくしま」をドラマ撮影で訪れたことがあり、中丸は親戚が郡山と会津に住んでいる。田中もドラマで会津に滞在しており、田口は隣県宮城の仙台市に7歳まで住んでいた。

 参加者から、風評被害がある中での訪問を感謝された中丸は「僕らが来ることで少しでも和らげば」。田中が「今回だけで終わらせない」と言えば、田口も「被災地の方々のために頑張りたい」と話した。5大ドームツアーは震災の影響で延期になったが、亀梨は「歌って踊る以外にも、東北に来ます」と5人それぞれが支援の継続を約束した。この模様は7月1日午後9時から放送される予定。【木下淳】