フジテレビのワイドショーに出演していた奥山英志リポーター(62)が今年春ごろから失踪状態であることが12日、分かった。きょう13日発売の「週刊女性」が報じた。

 同誌によると、奥山リポーターは川崎市のマンションに居住していたが、今年4月ごろから、家族も含め、連絡が取れなくなっているという。東日本大震災が起きた3月11日翌日の同12日に、近所の主婦が目撃。また震災直後に所属事務所吉本興業も安否確認ができているが、その後明確な足取り情報がないという。

 大家によると、自宅の中は荒らされた形跡はなく、ベランダには洗濯物が干されたままだった。兄も同誌の取材に「いなくなる理由がわからない」と心境を話している。

 吉本興業によると、昨年2月、東京・渋谷で開催されたお笑いイベントに出演したのが、吉本所属としての最後の仕事だった。吉本では「大変心配しております。無事に見つかってくれればいいのですが…」と話している。

 奥山リポーターは82年、フジテレビ系「3時のあなた」でリポーターとして本格デビュー。その後約20年、同局のワイドショーを中心に、オウム真理教事件などを取材し「元祖・事件リポーター」と呼ばれていた。