英歌手スーザン・ボイル(50)が、坂本九さんの「上を向いて歩こう」をカバーすることが13日、分かった。サードアルバム「誰かが私を見つめている」(11月2日発売)の日本版ボーナストラックとして収録される。東日本大震災を経験した日本のファンに「思いと祈り」を込めて歌ったという。
英国の“奇跡の歌姫”が、「上を向いて歩こう」のカバーに挑戦した。ボイルがこれまで発売した2枚のアルバムには、それぞれ「翼をください」「ひこうき雲」が日本版ボーナストラックとして収録されている。「大好きな日本のために、日本の名曲を歌うことをとても楽しみにしています」というボイルが、新アルバム「誰かが私を見つめている」のボーナストラックに選んだのが「上を向いて歩こう/THE
FIRST
STAR」だった。
中村八大作曲、永六輔作詞で坂本さんが歌った同曲は1963年に「SUKIYAKI」のタイトルで全米NO・1を記録するなど、世界中で大ヒットした。ボイル自身が「SUKIYAKI」を大好きだったことと、歌詞に込められている「希望」「優しさ」「いたわり」「勇気」などのメッセージに感動したことから、今回のカバーが決定したという。
ボイルは「この曲を歌うことで、私があらためて感動した『日本人の心』を、世界の人々にも伝えたいと思いました。美しい日本で起きた惨事には本当に心が痛みます。この曲に込めた私の思いと祈りが日本の皆さまに届くことを心から願っています」とメッセージを寄せた。日本と英国で2チームに分かれてレコーディングを行い、尺八もフィーチャーされている。日本版だけでなくアジア版にも収録予定だ。
「上を向いて歩こう」は、大震災からの復興を目指す日本の“応援ソング”的な存在となっている。7月に放送されたNHK「上を向いて歩こう~日本人の心の歌・その真実」は大きな反響を呼び、8月のフジテレビ系「FNS歌謡祭
うたの夏まつり2011」では「日本を勇気づける名曲ベスト200」の1位に選出された。ボイルが心を込めて歌い上げた「上を向いて歩こう」も大きな話題となりそうだ。
◆スーザン・ボイル
1961年4月1日、英国生まれ。09年、人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」で、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の挿入歌「夢やぶれて」を歌い、注目された。ユーチューブの動画再生回数は1億回を突破した。デビューアルバム「夢やぶれて」と、セカンドアルバム「ザ・ギフト~夢の贈りもの」は、ともに世界中で大ヒット。09年にはNHK紅白歌合戦にも出演した。




