米歌手レディー・ガガ(25)が、大みそかのNHK紅白歌合戦の出演オファーを受け、前向きに検討していることが29日、分かった。紅組、白組の枠を超えたゲストとなる模様で、母国のニューヨークからの中継で出演するプランで、調整が進んでいるとみられる。なお、今日30日には、紅白出場歌手が発表される。

 今、世界で人気NO・1のガガが、日本の大みそかに登場する。紅白歌合戦の歴史上最大のビッグプランが、水面下で進行中だ。3月11日に東日本大震災が発生後、真っ先にチャリティー活動を始め、6月には、日本の安全を世界に証明するためにと来日。12月23日放送のテレビ朝日系「ミュージックステーションスペシャル

 スーパーライブ2011」への緊急再来日も決心したガガに、日本最大の音楽の祭典からも出演依頼が届いていた。

 ガガは「ミュージック-」出演後の翌24日に帰国するため、大みそかへの再々来日は難しい。だが、いまだ復興への険しい道のりを歩む被災者たちを励ますためにと、出演に前向きな姿勢を示しているようだ。米国のガガに近い関係者によると「米国からの中継での出演なら可能なため、実現へ向けて現実的な手段を模索中」と話す。ニューヨークかロサンゼルスで、歌う場所を探しているという情報もある。

 所属レコード会社は「今のところ、そのようなお話はありません」とコメントしている。今日30日の紅白出場者発表会見での正式発表は見送られるが、具体的な出演方法を検討しているようで、すでに出場そのものは決意をしたといってもよさそうだ。

 実現すれば、紅白60年の歴史の中でも、一番の大物アーティストとなる。過去にもシンディー・ローパーやザ・ベンチャーズ、サラ・ブライトマン、2年前にはスーザン・ボイルも出演した。しかし、その紅白開催年の世界NO・1人気の歌手が出場するとなれば、史上初めて。すべては、ガガの日本への思い入れにほかならない。日本の大みそかの風物詩が、今年ばかりは世界的にも注目を浴びるビッグイベントになる可能性が高まってきた。