AKB48指原莉乃(19)が、日本テレビ系連続ドラマ「ミューズの鏡」(1月14日スタート、土曜深夜1時55分)で、ドラマ初主演することが26日、分かった。脚本・演出は、バラエティー番組「ピカルの定理」「いきなり!黄金伝説」「新堂本兄弟」などを担当し、ドラマでは堂本剛主演の「33分探偵」などを手掛けてきた福田雄一氏(43)。バラエティー番組でも独特の存在感を見せる指原にふさわしい、シチュエーションコメディードラマになる。

 AKB48界のシンデレラさっしーの勢いが、年明けも止まらない。これまで女優業は、AKB48全員でのドラマ「マジすか学園」シリーズの脇役と、徳重聡主演「Dr伊良部一郎」に本人役でゲスト出演しただけ。本格的な演技の経験がないまま、いきなりの主演だ。さすがに「演技に関しては、すごく不安でいっぱいです…。でも、やるからには、周りの俳優さんに迷惑をかけないように一生懸命頑張ります」と、少々頼りない調子でコメントした。

 物語も、ヘタレキャラの指原らしく、童話「みにくいアヒルの子」のようなサクセスストーリーだ。何も取りえがなさそうな地味な少女が、元大物俳優に見いだされ、大女優に変身していく姿を、昭和50年代の大映ドラマ風に描いていく。さしずめ、堀ちえみ主演でヒットした「スチュワーデス物語」のような内容だ。AKB48選抜総選挙でも、27位→19位→9位とジャンプアップしてきた指原本人と、イメージが重なるヒロインだ。関係者からは「とにかく大げさに演じろ」と命じられている指原が、本当に女優としても覚醒するのか。年明け6日からクランクインする。

 ◆指原莉乃(さしはら・りの)1992年(平4)11月21日、大分県生まれ。07年9月、AKB48の5期生オーディションに合格。08年8月にチームBに昇格し、昨年チームAに移籍。今年6月の総選挙では昨年の19位から9位に順位を上げた。ユニット、Not

 yetメンバー。「笑っていいとも!」水曜レギュラー。159センチ、血液型O。