元日から開幕した滝沢秀明(29)主演舞台「新春

 滝沢革命」(東京・帝国劇場)でトラブルが発生した。3日、昼公演第1幕の滝沢、中山優馬(17)ら主要キャストの回想シーンで、舞台裏から「大丈夫か~!」と叫ぶ声や、騒然とした物音が客席まで響いた。ほどなくして舞台が暗転し、緞帳(どんちょう)が下りた。支配人が登場し「舞台機構(舞台システム)のトラブルがあり、点検をしています。申し訳ございません」と謝罪後、安全確認などで約12分間、中断した。

 中断後は第1、2幕ともに、予定通り行われた。終了後、滝沢は「一時中断して、申し訳ございませんでした」と観客に謝罪。「(叫ぶ)声は聞こえましたが、(トラブルは)初めは全然分からなかった。お客さまの貴重なお正月の時間なのに、僕としては残念でした。同じことがないように努めていきます」と座長として気を引き締めた。

 消防庁によると、トラブル発生直後の午後1時前後に帝劇から119番通報があり、ケガをした男性スタッフAさん(19)が救急車で都内の病院に搬送された。Aさんは右ひざ打撲及び左背部打撲と診断された。現場検証した警視庁丸の内署は、Aさんが他スタッフと舞台装置を動かす際に目測を誤り、3メートル床下に落下したとみている。