【ワシントン26日(日本時間27日)=近藤由美子】25日にAKB48卒業を電撃表明した前田敦子(20)にグループ結成メンバー同期の高橋みなみ(20)はこの日、公演を行う米ワシントンからエールを送った。

 高橋は前田にエールを送った。開催中の「全米桜祭り」での公演に先駆け、AKB48を代表し、峯岸みなみ(19)や梅田彩佳(23)とともに日本大使公邸で会見した。門出を連想させる桜にちなみ、印象に残る「卒業」について聞かれた。「前田敦子」の名前こそ出さなかったが、前田の顔が自然に浮かんだ。一呼吸置き、胸の内を吐露した。

 高橋

 やはりメンバーとの出会い、別れは付きものです。たくさんの仲間が増えていくと同時に、卒業して新たな1歩を踏み出すメンバーに対しては、寂しい気持ちもあるけれど、旅立つメンバーの背中を押すとともに、残ったメンバーがもっと頑張らないといけないと思います。

 グループの結成メンバー同期として、人気を獲得する以前から、前田と支え合い、苦楽を共にしてきた。寂しい気持ちをグッとこらえ、旅立ちにエールを送りつつ、グループとしてのさらなる飛躍も誓った。

 前向きな言葉はグループをけん引する、たかみならしい決意表明だった。思いは同席した梅田にも伝わっていた。「桜の花のように、つぼみが長い時期もあるけど、開いた後もずっときれいでいてほしい」。贈る言葉にはエールと、自分たちの今後に向けた願いが込められていた。

 とはいえ、メンバーの動揺が収まる気配はない。宮沢佐江(21)は「初めて卒業を聞いた子には衝撃が大きすぎて…」と振り返る。「あっちゃんの背中を見ながらずっとやってきた。想像がつかない。正直まだ考えられない。(卒業発表では)泣いてしまったので、その分、笑顔で送り出したい」。それぞれが、それぞれの形で気持ちの整理をつけようとしている。

 高橋らは日本のポップカルチャー代表として招待され、27日(日本時間28日)に公演を開催する。「新たな成長につなげることができる。全力で歌って踊って、日本の元気をアピールしたい」。新たな1歩をここで踏み出す。あっちゃんのため、自分たちのため。