4月8日に心不全で亡くなった歌手で俳優の安岡力也さん(享年64)の本葬が24日、東京・青山葬儀所で営まれ約400人が参列した。弔辞を読んだ歌手内田裕也(72)が自ら作詞し、安岡さんが、83年にフジテレビ系お笑い番組「オレたちひょうきん族」で歌った「ホタテのロックンロール」を、祭壇に向かってアカペラで披露。遺影にやさしく語りかけるような内田の歌声に、参列者からも合いの手のコールが入った。

 <歌詞>ホタテをなめるなよ

 大人にゃ負けないぜ

 言いたいこと言うぜ

 やりたいことやるぜ

 これがホタテの

 これがホタテの

 ホタテのロックンロール

 <歌詞>力也をなめるなよ

 大人にゃ負けないぜ

 言いたいこと言うぜ

 やりたいことやるぜ

 これが力也の

 これが力也の

 力也のロックンロール

 内田は「ホタテマンを歌って(当時)一緒に歩いたんだけど(見かけた一般の人は)誰も『裕也』と言わない。『ホタテマンだ、ホタテマンだ!』と言われ、うれしそうに後ろに倒れそうな力也の表情を思い出します」と話した。その上で「せめて69までは生きてほしかった。ロックンロールだから。神様は、ちょっときついな」と悔しそうにした。