演歌歌手氷川きよし(35)が23日、東京・池袋サンシャインシティ噴水広場で新曲「最後と決めた女(ひと)だから」の発売イベントを行った。昨今、リズム系の曲が多い氷川だが、今回は鶴岡雅義氏作曲の“ド演歌”で、「いち演歌ファンですから、演歌の中の演歌って感じでホッとします」とアピールした。

 同曲は、今年5月に急死した所属事務所会長、長良じゅんさん(享年74)が、プロデュースした曲で、氷川は歌唱後、「会長が生前、『鶴岡先生に頼んでるからな、きよし』っておっしゃってたので楽しみにしてました。レコーディングしたものは聴いていただけなかったですが、届いてるかなと思いながら歌いました」と振り返った。

 曲名にちなみ、“最後の女”との出会いを聞かれると、「出会えてないです。40歳くらい?

 お互い信頼し合って歩んでいきたい」と慎重な様子。プライベートの充実よりも、年の“最後”のNHK紅白歌合戦出場に向けて活躍を誓った。