俳優横内正(71)が東京・三越劇場で上演中の「名探偵ポワロ

 ブラックコーヒー」(13日まで)と、3月6日初日「マウストラップ」(六本木ブルーシアター)で、英国作家アガサ・クリスティ作品に連続出演する。処女戯曲「ブラックコーヒー」で2役、英国で60年ロングラン中の「マウス-」では少佐を演じる。

 アガサ作品初挑戦だが、「どちらも英国らしい、現代劇の古典版といえる格調ある作品。人間ドラマにもなっている」。しかも「ブラック-」で俳優座同期の加藤剛の次男加藤頼と「水戸黄門」5代目格さんの合田雅吏、「マウス-」ではドラマ共演の多かった三田佳子の長男森宮隆と共演する。「アガサ作品で初代格さんの僕と5代目が共演するとは思わなかった。頼君も若いころの加藤にそっくりで懐かしいね」と思わぬ共演を喜んでいる。【林尚之】