テレビ朝日系「ミュージックステーション(以下Mステ)」(金曜午後8時)でサブMCを務める竹内由恵アナウンサー(27)が9月末で同番組を卒業することが29日、分かった。新人時代の08年10月に抜てき。歴代同局女性アナ最長の5年間にわたってメーンMCタモリ(68)とコンビを組んできたが、今年入社した弘中綾香アナ(22)にバトンを引き継ぐ。

 Mステは、96年4月から同局の女性アナがサブMCを務めることになり、竹内アナは、下平さやかアナ、武内絵美アナ、堂真理子アナの後を受け継いだ。同番組が放送を開始した86年生まれという縁もあり当時、「小さい頃から見ていて、夢がかないとても幸せです」と話していた。

 この5年で同局女性アナのエース格に成長した竹内アナは、前田有紀元アナ(32)が今年3月に退社し、後任として「やべっちFC」のキャスターに就任。「報道ステーション

 SUNDAY」のスポーツキャスターや、今夏は「熱闘甲子園」のキャスターも務めた。その人気から、イベントMCや特番を担当する機会も多くなったことも、Mステ卒業の要因となった。

 最後の出演は、9月27日放送の「3時間スペシャル」(午後7時)となる。卒業回までの出演回数も、最多の計185回となる見込み。卒業にあたり、竹内アナは「小さい頃から憧れていた番組に入社してからの5年間携われたことに感謝しています。アーティストの方が全てを懸けて臨む瞬間を目の当たりにし、タモリさんの横に座り、かけがえのないことを学ばせていただきました」と謝意を示した。