<コナミ日本シリーズ2013:楽天3-0巨人>◇第7戦◇3日◇Kスタ宮城
テレビ朝日が3日、楽天初の日本一を地上波で生中継した。第6戦で楽天無敗のエース田中で日本一を決めていれば、幻に終わった一戦だけに、同局幹部は「幸運でした」と素直に喜んだ。試合も大差がつかないまま、楽天則本が中2日で、田中が連投で救援する試合展開で「いろんな要素があって高視聴率が期待できる」と話した。
関東地区で第1戦が10年ぶりに平均20%台を記録したように、今シリーズの注目度は高かった。5日に発表される第7戦の視聴率が30%を超えれば02年巨人-西武第1戦の30・5%、日本一決定の試合なら00年の巨人-ダイエーで長嶋監督が「ON決戦」を制した第6戦の36・4%以来の大台となる。視聴率争いで初の3冠を狙う同局に、強烈な追い風になる。
日本シリーズの放送権は各局の希望を募り、公式戦終了前に決まる。クライマックスシリーズの結果次第では、今回のカードも実現しなかった。テレ朝でも10年ロッテ-中日第3戦が6・8%に沈んだように、リスクも伴い、尻込みする局もある。それでもテレ朝は積極的にプロ野球を取り上げてきた。01年以降、民放各局で日本シリーズを毎年欠かさず放送してきたのはテレ朝だけ。08年には巨人本拠地試合だった第2戦を、日本テレビを抑えて放送した。
放送権は各球団の日本野球機構への推薦が必要で、それぞれ自球団の試合中継や特集番組などの実績が評価される。それだけテレ朝が各球団との関係を強化していた結果で、楽天とも球団創設の05年からセパ交流戦の主催試合を全国中継するなどして、今シリーズは本拠地の3試合を任された。幸運だけでもたらされた風ではなかった。




