デビュー41年目の吉幾三(61)と27年目の香西かおり(50)が、初のデュエットソング「明日の夫婦酒」を3月19日に発売することが14日、分かった。作詞作曲は吉が手掛け、今だから伝えたい熟練の夫婦ソングとなっている。吉は00年に川中美幸と発表した「出張物語」以来14年ぶり、香西は03年に松井昌雄氏(元ヤンキース松井秀喜氏の父)と歌った「ゆきずり物語」以来11年ぶりのデュエットソング。

 香西が吉や山本譲二、鳥羽一郎と飲んでいた際「私にも曲を書いて」と願ったことから、デュエットソングに発展した。吉は「2人とも歌うまいからね(笑い)。ご期待ください」。香西は「吉さんと私ならではの、お互いを思いやる心を持った温かい夫婦歌になれば」と話している。

 演歌・歌謡曲系のデュエットソングは「居酒屋」(五木ひろし、木の実ナナ)「銀座の恋の物語」(石原裕次郎、牧村旬子)「ふたりの大阪」(都はるみ、宮崎雅)などが大ヒットしている。ベテラン2人の初共演曲が、新たなデュエットの定番になりそうだ。