東日本大震災から3年となった11日、多くの芸能人が東北各地で復興支援イベントを行った。仙台市在住の歌手さとう宗幸(65)は、復興に願いを込めて歌唱した。

 さとう宗幸は仙台・青葉城跡で鎮魂の願いを込め、「青葉城恋唄」など3曲を生で披露した。歌唱の様子はスペイン、フランス、英国にインターネット配信された。この企画は、1613年(慶長18)に石巻から遣欧使節団として海外に旅立った支倉常長一行の中で、スペインに残留した日本人の子孫と言われるハポン氏らが、祖先の故郷の復興を祈念し、さとうに熱烈なオファーを寄せて実現した。パリやロンドンへの配信も同氏が知人を通じて手配したという。さとうは「世界に向けて追悼してくださる話をうかがい、心から感謝しています」とコメントした。