小泉今日子(48)の異色エッセーがドラマ化されることが14日、分かった。09年に発表した「戦う女

 パンツ編」がフジテレビのCS放送で全5作のドラマとして映像化される。同エッセーは発表当時、各年代で自分が着けてきた下着を赤裸々に明かしたことも話題になった。ドラマは高岡早紀(41)らが出演。来月17日から放送。

 多才で知られる小泉が、原作者デビューする。ドラマタイトルは「小泉今日子原作『戦う女』」。原作エッセーは09年にカルチャー誌「真夜中」で発表されたもの。42歳の時に初めてTバックの下着を購入したエピソードをはじめ、30代のころは、男性用のような四角い下着ばかりをはいていたこと、中学生の時にデパートで水玉、ボーダー、花柄の「3枚よりどり980円」を購入したことなどを赤裸々に告白。年代ごとの下着の変化に合わせ、心境も変わっていく様子をつづった異色の自伝的エッセーとして話題になった。

 ドラマは全5作品。40代の物語「Tバックブルース」は高岡が主演し、30代のエピソード「お幸せに。」は伊藤歩(34)がヒロインを演じる。鮮烈なデビューを飾った10代を経て20代に入った時、大人になろうと黒レースの下着を買ったころの話「ありふれた恋の話」、中学生時代の「おなかのマグマ」、5歳の女児のパンツにまつわる話「ママのいないあいだに」を週替わりに放送する。30分間のドラマの後、YOU(50)友近(41)らのパンツトークが30分続く構成となる。

 小泉は「原作だなんて言えないほどの、ほんの短いエッセーです。それが企画者の目に留まり、映像化されるとは驚きでした。どんな風に膨らませてくれるのかとても楽しみです」。「ママのいないあいだに」主演の門脇麦(22)は「小泉さんは、男前でかっこいいけど、チャーミングで魅力的な方。女心をくすぐる女たちの物語に男性は女の心の中を少しのぞいたような気分になると思います」。鹿内植プロデューサーは「女性の憧れ、小泉今日子さん。一番ひかれるのは、1人の女性として人生の時代時代をしっかりと楽しんでいるその生き方なんだと思います。小泉さんの体験からくる話に、今まで以上に女の人生を楽しめるようになるはず」と話している。【瀬津真也】