悪女たちが帰ってくる。沢尻エリカ(28)主演のフジテレビ系ドラマ「ファーストクラス」(10月スタート、水曜午後10時)に、前作でヒロインちなみの敵役として大暴れした面々が再登場することが23日、分かった。最も強烈な印象を残した川島レミ絵役の菜々緒(25)が本紙に特別メッセージを寄せた。

 前作は今年4月から6月まで放送された。ファッション誌編集部を舞台に、女性たちが激しく格付けし合う姿を描き、右肩上がりの視聴率を記録。わずか3カ月のインターバルで続編放送が決まった話題作だ。続編は、沢尻演じるデザイナーと火花を散らす共演者も一新された。ところが前作で暴れ回った悪女たちも、しっかり再登場することが決まった。菜々緒は「最終回の最後に『I’ll

 be

 back』とアドリブで言ってよかったと今、実感してるわ」。不敵なレミ絵を思わせる言葉で再出演を喜んだ。

 レミ絵は、意地悪なだけでなく、すました顔で毒舌を心の声ではく場面がドラマの名物だった。視聴者からの反響が大きく、1話45分間全編を「悪魔の心の声」で解説する副音声放送が制作されたり、「悪女レミ絵の金言暴言・罵詈(ばり)雑言」をまとめた動画の再生回数が32万回を突破するなど、怪演は圧倒的な人気だった。菜々緒は「続編に『レミ絵なしでは、ファーストクラスじゃない!』『居ないなら見ない!』といったお言葉をたくさんいただいていたので、うれしいです」と喜んだ。

 菜々緒の他に戻ってくるのは、編集長役の板谷由夏、トップモデル役の佐々木希、副編集長役の三浦理恵子、菜々緒と一緒に毒舌漫談を披露した田畑智子の面々だ。続編には、夏木マリ、余貴美子、木村佳乃、倉科カナ、篠原ともえ、市川実和子、ともさかりえ、小島聖、鈴木ちなみが新悪女として登場する。また身長172センチのレミ絵の100倍性悪という設定のレミ絵の姉として、175センチのシシド・カフカも出演する。

 編成企画担当の太田大氏は「レミ絵は心の声と悪すぎるたくらみ顔で『蛇女』の異名も得られました。今回は、レミ絵もかわいい子犬に思える強烈な悪女が出てくるので、菜々緒さんにも大蛇女レベルまで悪さに磨きをかけてほしい。姉妹対決でも暴れて」と期待を寄せる。【瀬津真也】