映画「SP

 革命篇」(波多野貴文監督)のDVD&ブルーレイで、主演の岡田准一(30)の未公開シーンが明かされる。DVD&ブルーレイは8月26日にポニーキャニオンから通常版と特別版が発売されるが、特別版の特典ディスクの中に岡田の未公開シーン集などが収められる。

 「SP」シリーズは金城一紀氏の原案・脚本で、「警視庁警備部警備課第四係」のSPたちの活躍を描くアクション大作。最終章の「革命篇」は、国会を占拠したテロリストに、岡田演じる井上薫らが立ち向かう。尾形総一郎(堤真一)の壮大な“野望”も明らかになる。

 映画は東日本大震災翌日の3月12日に全国公開された。震災で一部の映画館が休館となったが、週末興行ランキングは3週連続で1位を獲得。現在まで興行収入33億円を突破する大ヒットになっている。ツイッターもフォロワーが2万人を超える人気となり、公開が遅れた地域のファンから「早く見たい」というつぶやきが多数寄せられた。

 DVD&ブルーレイ特別版で明かされる未公開シーンは、いずれも「テンポの関係でやむなくカットした」(波多野監督)もの。井上(岡田)が国会議事堂の3階から外壁を伝い、テロリストが占拠する2階に窓から入って、「シー」と口に指を当てるシーンもある。映画では井上が2階の窓をたたく場面で終わっているが、スチル写真などで紹介されたこともあり、ファンの間では「幻のシーン」とささやかれていた。

 このほか特別版には、国会議事堂を再現するまでのドキュメンタリー、岡田、波多野監督らのビジュアルコメンタリーなども収録されている。初回生産版には「革命篇」に加えて前作「野望篇」と、「革命篇」公開前にフジテレビ系で放送された「SP

 革命前日」が収納できるアウターケースも付いている。また「SP

 革命前日」の同時発売も決まった。

 波多野監督は「震災の影響で上映期間が短くなり、映画を見逃したファンの方も多いはず。DVD&ブルーレイで見ていただいて、四係の頑張りが少しでも見た方の活力になってくれれば幸せです」と話していた。