ダウンタウンの松本人志(47)が、初めて監督した映画「大日本人」(07年公開)が、米大手映画会社コロンビア映画によってリメークされることが5日、分かった。松本作品は3作目「さや侍」(11日公開)がスイス・ロカルノ映画祭(8月)での特別上映が決まったばかりだが、今回は違う形での世界進出になる。

 松本が所属する吉本興業によると、今年に入ってコロンビア社が同作品のリメーク権を取得することで合意したという。長期間、米大手数社が争奪戦を繰り広げた末の決着だった。米国版タイトル、出演者、製作時期などは未定だが、ウィル・スミス(42)主演「アイ・アム・レジェンド」(07年)などを手掛けたニール・H・モリッツ氏が、製作総合プロデューサーに就任したという。

 「大日本人」は松本演じる主人公が巨大な日本人に変身し、街中に現れた獣を退治して日本を守る、ヒーローものコメディー。07年6月の公開後、国内では観客動員約90万人、興行収入約12億円を達成。07年カンヌ映画祭など計約20の海外映画祭で上映された。米では「Big

 Man

 Japan」のタイトルで08年から約1年半、計26都市でロングラン上映。「日本の新しい才能」と評価された。関係者によると、松本は合意について「認めてもらってうれしい」と喜んだという。