今年に入ってから発売された乃木坂46メンバーのソロ写真集5冊の合計発行部数が、21日までに累計55万部を突破したことが明らかになった。

 今年1月25日発売の斎藤飛鳥(18)のファースト写真集「潮騒」(幻冬舎)を皮切りに、2月には白石麻衣(24)の「パスポート」(講談社)、卒業した橋本奈々未さん(24)の「2017」(小学館)、秋元真夏(23)の「真夏の気圧配置」(徳間書店)が次々と発売。今月8日にはキャプテン桜井玲香(22)が「自由ということ」(光文社)を発売し、43日間で5冊のソロ写真集が出るラッシュ状態となっていた。

 全メンバーの写真集が、オリコン週間写真集ランキングで初登場1位を獲得し、全メンバーの写真集がそれぞれ重版になるなどロングヒットを記録。中でも白石の「パスポート」は累計発行19万部の異例の大ヒットとなっている。出版関係者は「今年の上半期の写真集ランキングは乃木坂46メンバーが独占しており、まさに出版界には『乃木坂現象』が巻き起こっています。若い女性にも人気があり、従来のアイドル写真集のマーケットよりも広い層にリーチできるのが彼女たちの強み。乃木坂46メンバーの持つ清楚(せいそ)でおしゃれな魅力が読者に支持されてベストセラーにつながっています」と話す。

 現在、グループからソロ写真集を発売したメンバーは10人。関係者によると、今後も乃木坂46の別のメンバーのソロ写真集発売が多数、検討されているという。近く正式に発売が発表されるものもありそうだ。出版社の間では引き続き、争奪戦が繰り広げられており、これまで乃木坂46の写真集を発売していなかった出版社も複数名乗りを上げているという。

 乃木坂46は先月デビュー5周年を迎え、明日22日には17枚目のシングル「インフルエンサー」を発売する。人気メンバーだった橋本さんが先月20日に卒業してから初めてのシングルとなるが、昨年9月に加入した3期生が初めて参加する作品でもある。関係者によると、グループ初の出荷100万枚を突破した昨年11月発売の前作「サヨナラの意味」を上回るペースで予約があるという。オリコン調べの売り上げ枚数でも、初めて100万枚を突破する可能性がありそうだ。