大阪・高槻 虹色マスに意気揚々
<川FISHING>
春の訪れを前に、清流でのニジマス釣りを楽しんだ。18日、大阪・高槻の「芥川放流マス釣り場」(日刊銀鱗倶楽部加盟店)に釣行した。水温が低く、マスの食いも渋めだったが、3時間程度の短期勝負で20~25センチの元気のいいマス14匹をゲットした。春が近づけば水温も上がり、好釣果が期待できる。
時折のぞく晴れ間に、春の訪れを感じながらの釣りとなった。
午前10時半ごろ、下条橋上流のポイントでサオを出す。ウキ下を40センチ程度にとり、ブドウ虫をエサに、澄んだ水面をめがけて仕掛けを投入。流れになじむと、すぐにウキがピクッと反応する。ウキが水中に引き込まれたところを合わせると、グイグイと力強い引き。この手応えがたまらない。慎重に取り込んだ20センチ級の魚体が、日の光を浴びてキラキラと輝く。
ここから10分ほどの間は、仕掛けを入れればすぐに食いつくフィーバー状態となり、4匹を追加。その後はアタリがぴたりと止まり、上手から下手へ仕掛けを流し、打ち返す作業を繰り返す。
そこで、ウキ下を10センチほど浅くしてみる。マスの泳ぐ深さが変わっているかもしれないからだ。それが的中。さっそくアタリがあり、釣り上げたのはこの日最大の25センチ級。さらに、もう1匹を加えた。
この日は水温11度と低め。マスの活性ももうひとつ。週イチで通うという常連の濱留則さん(摂津市)は「今日は食いが渋いわ」と苦笑いしながらも、午前中だけで20~25センチ前後を2桁キープ。松浦完さん(京都市)も「水深も場所によって違うから、水温も(場所で)違っているのかも」と話しつつ、しっかり釣果を上げていた。
記者もその後数匹を追加し、午後1時すぎに納竿。最初は仕掛けのトラブルでまともにサオを出せなかったが、釣り始めてからは順調そのもの。約3時間で14匹の釣果に、気持ちも春の日差しのようにあったかくなった。【高垣誠】
◆今後の見通し 水温がまだ低いため、マスの活性はやや低め。エサ釣りは、水温が上がる3月に入ればさらに上向きになりそうだ。ルアー、フライは釣行した日も30人以上の釣り人が入っており、スプーンなどで魚の食い気を刺激することで釣果も上がっている。
【問い合わせ】芥川漁協【電話】072・688・0224。遊漁料はエサ釣り、ルアー・フライともに大人3000円、中学生以下2000円。駐車場1000円。営業時間は午前8時~午後5時まで。エサ常備。
【交通】国道171号を利用。高槻市の今城町交差点から府道6号へ入り北へ。上の口バス停前のT字路(マス釣り場への案内看板あり)を左折し同漁協事務所へ。
[2015年2月20日11時8分 紙面から]
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