発行累計6000万部、映画化もされた大ヒット漫画「進撃の巨人」などを世に送り出した敏腕編集者が、殺人容疑で逮捕された。自宅で妻を殺害したとして、警視庁捜査1課は10日、大手出版社講談社の青年コミック誌「モーニング」編集次長、韓国籍の朴鐘顕(パク・チョンヒョン)容疑者(41=東京都文京区)を逮捕した。同課によると、容疑を否認しているという。

 ◆進撃の巨人 漫画家諫山創(いさやま・はじめ)氏によるファンタジー漫画。06年に講談社「マガジングランプリ」で佳作を受賞し、09年10月号(創刊号)から「別冊少年マガジン」で連載開始。11年には第35回講談社漫画賞少年部門も受賞した。突如出現した強大な力を持つ「巨人」と、それに対抗する人間との戦いが描かれている。巨人に人間が襲撃、捕食されるシーンも多く、少年漫画としてはかなり過激な描写があることでも知られる。アニメ化、映画化もされ、コミックは昨秋で、累計6000万部を突破した。