全国からナポリタンの名店が集まり、日本一を決めるイベント「カゴメ・ナポリタンスタジアム2017」が今月13、14日、東京スカイツリー(東京都墨田区)のスカイツリータウン4階「スカイアリーナ」で開催される。昔懐かしの本格派からスイーツ風、イカスミを使った黒~いナポリタンまで、地方予選を勝ち抜いた10店舗が自慢の味を競う。
記事を書いていたら、無性にナポリタンが食べたくなった。気がつけば関東甲信越大会代表の1つ、「横浜ベジナポ」を食べに行ってしまっていた。全国大会を前にややフライング気味だが、冷静な目でリポートしたい。
今や国民食とも言えるナポリタン。その発祥の地が港町・横浜だという。「ベジナポ」を提供するのはJR関内駅から徒歩数分、ビルの地下1階にある「隠れ家酒場横浜ブギ」。外観、店内ともおしゃれなバーの雰囲気だが、本格的な洋食を出すお店として地元では人気らしい。
「ベジナポ」は店長の岡添勉さん(55)が考案。ベースにあるのは子どものころに食べた母の味という。「野菜がいっぱい入っていてね。苦手だった野菜もナポリタンにすると不思議と食べられた」。子供たちに、おいしい野菜をたくさん食べてほしい。そんな願いも込めた。「作り方も簡単なので、ぜひ家庭でお子さんに作ってあげてください」。一方、ちょうど母の日に開催される全国大会に向けては「発祥の地代表として、横浜に優勝を持って帰りたい」と鼻息は荒い。
さて、その自信の一品は、ハーブを含め13種類の野菜をたっぷり使ったもの。季節によるが、基本的に全て地元神奈川産という。さっそく試食。普段食べるケチャップの主張が強いナポリタンとは、明らかに味の深みが違う。それぞれの野菜の食感も素晴らしく、その野菜によるものか、麺自体も自然な甘みが感じられた。美味。これで800円は大満足だ。全国大会代表の実力、恐るべし。
となると、気になるのはほかの9代表。ここまできたら北は函館から南は熊本まで、全店リポートを敢行しようとしたら上司に怒られた。まあ確かに百聞は一食にしかず、である。全国のナポリタン自慢が集うスカイツリーで、ぜひご自身で確かめてみてくださいね。【石井康夫】
◆隠れ家酒場横浜ブギ 横浜市中区南仲通2の25の1、横浜エクセレントX2地下1階。営業時間は午後5時~午前5時。年中無休。「横浜ベジナポ」レシピはカゴメ・ナポリタンスタジアム公式HPに掲載中。

