第48回衆院選は22日、投開票され、自民党は単独で過半数(233議席)を確保し、自公連立政権の継続が確実になった。
安倍首相は午後9時半すぎ、党本部の開票センターに姿を見せ、当確者へのバラ付けが始まった。カメラマンから「もっと笑いましょう」と声を掛けられるなど、表情は硬いままだった。その後、テレビ各社のインタビューに応じた。主な一問一答は次の通り。
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安倍首相 まずは、超大型台風21号が近づいており、被害が出ています。十分警戒していただきたい。
-目標超えた結果に
首相 各地で厳しい接戦が続いています。まだまだ厳しい視線が注がれていることは事実。勝利には謙虚に向き合っていきたい。
-信任を得られたとお考えになるか
首相 北朝鮮の脅威にいかに対応していくか、少子高齢化をいかに乗りこえるか、集中的に説明した。関心を持っていただけたと思う。お約束したこと、しっかり実行していきたい。
-消費税は上げる
首相 法律で決まっていること。消費税を引き上げ、子供たちへの投資、介護の投資などを行いたい。
-憲法改正には
首相 時期ありきではないし、しっかり議論をしていかなくてはいけない。まさに国民投票で決まる。理解が深まることが大切。できるだけ多くの方に賛成していただけるように、汗を流していきたい。
-立憲民主党の勢いについて
首相 私どもへの厳しい風が吹いている中、そういう声を吸収しているのだろう。
-来年の総裁選には出るのか
首相 私の使命は、お約束したことをまずはひとつひとつ実行していくことであって、それに集中していきたい。総裁選はまったく白紙であります。
-森友、加計、疑念残っている
首相 今後も求められれば誠意をもって、丁寧に説明していきたい。
-神戸製鋼の今の不祥事についてどう思う
首相 かつて神戸製鋼で工場勤務もしておりました。クオリティーコントロールといいますか、みなさん知恵を出し合い、汗を流しておりました。それが日本のものづくりを強さだったと思う。誠実な責任感をぜひ 取り戻してもらいたい。
-憲法改正含め、希望の党、維新との連係は
首相 当然、希望の党も建設的に議論していきたいと思う方も多い。維新の方、賛成していただける方との協力についても、努力をしていきたい。