優勝へのマジックナンバーを「1」としていたプロ野球広島カープは24日、マツダスタジアム(広島市南区)でのDeNAに敗れ、2位ヤクルトが勝ったため、優勝決定は25日以降に持ち越しとなった。

都内の赤ヘル党も、ため息だった。中央区銀座の「ひろしまブランドショップTAU(たう)」では3階イベント会場で、パブリックビューイング(PV)を開催。この日のVを信じてユニホーム姿の客ら約30人が声援を送ったが、まさかの持ち越しに「あ~」。あちこちで残念がる声が上がった。

二松学舎大付属高出身の永井敦士外野手と同級生という大学生日笠萌さん(18)は、TAUでのアルバイトを終えてPVに参加した。母と2代続けてのTAU店員で、出身の広島まで応援にも行く熱烈なカープファンだ。やはり高校の先輩の鈴木誠也外野手のユニホーム姿で応援もこの日は届かず。それでも日笠さんは「優勝セールの日はアルバイトを頑張ります」と、セール対応も含め3連覇を楽しみにしていた。

TAUでは優勝記念グッズ販売のほか、たる酒の鏡開き、ポイント3倍セールなどを予定している。