将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(16)が20日、名古屋市内で行われた第12期朝日杯オープン戦の本戦トーナメント1回戦で、稲葉陽八段(30)を99手で下し、ベスト8に進出した。

連覇を狙う藤井は得意の角換わりで積極的に攻めて、快勝した。「自分の力を尽くして指すことができた」。前年優勝者の藤井は今回はシード枠として本戦から参加した。多くの地元・愛知のファンが詰めかける公開対局で、好発進した。午後2時から準決勝進出を懸けて糸谷哲郎八段(30)と対戦する。

昼食は会場となるポートメッセなごやのレストラン「東山ガーデン」の特別メニュー「ジャンボ海老フライセット」を注文。ジャンボ海老フライ2本、手羽先2本、ミニきしめん、ごはん、漬物の豪華版。通常のメニューではなく、特別セットのため、お値段は2000円。

糸谷戦に向け「A級の先生との対戦は楽しみ。(糸谷先生は)早指しは非常に強い。自分のペースで指せるようにしたい」と意気込みを語った。