東京都の小池百合子知事は13日の会見で、台風15号によって千葉県で発生している大規模停電に関連し「停電の原因は倒木で電線が切断し、電柱が根こそぎ倒され、緊急車両も通りにくい」と指摘し、自身がライフワークとして取り組んでいる無電柱化を「加速していかなければならない」と訴えた。

「無電柱化はこれまで景観論争として取り上げられがちだったが、防災の問題そのものだ。電線がある状態を見慣れすぎていることに、もう1度疑問を抱くことが大事だ」と強調。「台風15号は現在進行形の問題だが、解決すべき課題があるのではないか」とも話し、普及に向けてコストや工法面の改善に取り組むべきとの認識を示した。