EXILEのフィジカルトレーナー、吉田輝幸氏が、正しい体の使い方を伝授する「EXILEエクササイズ」。第12回は、腹筋の正しいトレーニング方法を紹介します。前回までに腰痛改善のために、腹圧を高め、安定性を強化する方法を紹介しました。日刊スポーツ編集局文化社会部の細江純平記者は腰痛持ちですが、腹圧と安定性の強化方法を学び、今回は腹筋の正しいトレーニングに挑戦。より腰に負担をかけない肉体を作り、腰痛からの解放を目指します。
細江記者はこれまで、腰に負担をかけない体を作り上げるため、「腹圧」と「安定性」を高めるトレーニングに挑戦してきました。腹圧と安定性が高まったと仮定して、今回は腰を支える腹筋と背筋のトレーニングに挑みます。
吉田氏
あおむけで、タオルをひざの間にはさんで下さい。これで内側の筋肉、インナーマッスルが集中的に使われるようになります(写真1)。腹筋の横にグッと力を入れて、手をなるべく前にして、ここまで10秒かけて上がります。超ゆっくり、10秒かけて。1、2…9、10(写真2~3)。
細江記者
うううう。
吉田氏
ゆっくり戻して。もう1度、1、2…。
細江記者
うわああ。
吉田氏
はい、ラスト。自分で足を持って上がっていいですよ(写真4)。そこから戻すのは手を前に、ゆっくりとです。
細江記者
(腹筋が)弱い!
こんな弱いんだ。
吉田氏
弱いですね。2回行けたか行けないか。5回は行けないと。腰痛になってもおかしくない腹筋の弱さ。体は柔らかいけど、腰を支える腹筋、背筋はまだまだ弱い。改善の余地ありますね。
第12回<2>につづく。【取材・構成=山田準】
[2013年11月15日21時13分](2)吉田トレーナーの「超ゆっくり、体を上げて」の声に合わせ、顔をゆがめながら上体を上げていく細江記者(3)うめきながら、10秒かけて1回の腹筋運動を終えた細江記者(4)自分の足を持って腹筋運動