EXILEのフィジカルトレーナー、吉田輝幸氏が、正しい体の使い方を伝授する「EXILEエクササイズ」。第17回は、EXILE所属事務所LDHでRIKACOを担当する竹川優一氏の「激痛シリーズ」最終編です。

 吉田氏

 次に、EXILEもよくやっている「W」いきますか。(肩をもんで)張ってるねここ!

 竹川氏

 痛ってえ~。

 吉田氏

 強烈な肩こりですね。

 竹川氏

 痛ってえ~。

 吉田氏

 超軽くですよ。首に力が入らないようにしながら(肩甲骨を)寄せるイメージ(写真3)。強化の前に教育の段階です。はい、首に力が入らないように。ほらまた力が入った(写真4)。力を抜いて、意識して。10…20…。だいぶ(肩甲骨が)動いてきましたね(写真5、6)。妖怪ベンチプレスからまともな人間になってきましたよ。

 EXILEでも、最初は竹川氏と同じく、肩甲骨が全く動いてない状態で、常に首だけでダンスをしていたメンバーもいたという。

 吉田氏

 竹川さんは、肩甲骨だけで言ったら50代、60代。常にここ(肩甲骨)を寄せる意識をつけないと駄目。手を組んで、後ろに伸ばせないというのは普通じゃないですから。

 吉田氏

 肩がパンパン。ちょっと触っただけで、これヤバイよって感じですもん。ほぐしたところで大本の解決にはならないですけど、あまりにかわいそうだから、少しほぐして差し上げましょう(写真7)。

 竹川氏

 痛ってえ~。

 吉田氏

 (うれしそうにもみながら)腕ってこんなに楽に上がるんだという、普通の感覚を早く感じてほしいな。

 竹川氏

 痛い、痛い。痛ってえ~。

 吉田氏

 オリンピックの100メートル決勝に出る人で変な体の人はいないでしょ。正しく体が使えているから、極めていくときれいな体になるんですよ(と講釈しながらもみ続行)

 竹川氏

 首とか痛いですね。痛ってえ~。

 吉田氏の肩ほぐしサービスは10分以上に及んだ。

 吉田氏

 肩甲骨が使えるようになれば、もっときれいで格好いい体になる可能性、相当秘めてますよ。

 竹川氏

 本当ですか?

 吉田氏

 はい。では、次はいつ来ます?

 竹川氏

 うっ…。もう結構です。

 第17回おわり。【取材・構成=山田準】

 [2013年12月27日11時8分](4)肩甲骨を寄せるのがポイントだが、竹川氏は全く寄せることができない(5)吉田トレーナーのアドバイスで再度、腕曲げにチャレンジ(6)ようやく肩甲骨を寄せる感覚を覚えた竹川氏(7)吉田トレーナーが棒状の器具で肩ほぐしのサービスを始めると、竹川氏は「痛って~」を連発