今季限りで引退を表明している西武西口文也投手(43)が、ロッテ戦の試合後の引退セレモニーで、ファンに惜しまれながら別れを告げた。

 引退セレモニーでのあいさつは以下の通り。

 あいさつをする前に一言、言わせてください。プロに入団して以来、今が一番緊張しています。(会場からは拍手)

 本日はこのようなセレモニーを開催して下さり、球団関係者のみなさま、本当にありがとうございます。そして、試合が終わったにも関わらず残ってくださっている、千葉ロッテマリーンズの伊東監督をはじめ、コーチ、選手の皆様、そしてロッテファンのみなさんありがとうございます。

 1995年にドラフト3位で入団し、21年間このライオンズのユニフォームを着て、プレーできたことを、誇りに思います。

 今まで、歴代の監督、コーチに教わり、マネージャー、スコアラー、トレーナー、球団関係者の方々の支えがあり、ここまでやってこれたと思います。ありがとうございます。そして一緒に戦ってくれた選手、仲間のお陰だと思います。

 一緒に戦ってくれた仲間との時間、忘れません。そして共に過ごしてきた時間一生忘れられません。本当にありがとうございました。

  そして、ファンのみなさま、ノーヒットノーラン未遂2回、完全試合未遂1回、そして今日フォアボール(笑いと拍手)、とファンのみなさまの期待を裏切ることも、たくさんありましたが、ファンの声援には、勇気を力をもらいました。本当に今までありがとうございます。

 まだ、チームは2試合残っています。ファンのみなさま、チームに勇気とパワーを送って下さい。そして、クライマックスにいきましょう。

 ぼくも行きたいです。(会場からは拍手)

 最後になりますが、自分を生み育ててくれた、両親には感謝の気持ちでいっぱいです。そして、現役生活を支えてくれた妻、本当にありがとうございます。二人の娘には何もしてあげることは出来ませんでしたが、本当にごめんなさい。でも、現役生活はやめますが、2人のパパとして、これからも頑張ります。

 本当に自分は、いい先輩、後輩に出会えて、本当に、本当に幸せな現役生活を送れました。ファンのみなさま、そしてチームメート、本当にありがとうございます。

 これからも埼玉西武ライオンズ、よろしくお願いします。