2020年東京五輪組織委員会が、同五輪の追加種目に決まった野球・ソフトボールの一部の試合を福島県で実施する案について、対象の試合に野球の日本戦を含める方向で検討していることが9日、関係者の話で分かった。

 野球・ソフトボールは既に主会場が横浜スタジアムとなることが固まっているが、東日本大震災の被災地での実施を望む声が国内で高まっていることから、組織委は一部の分散開催の検討を急いでいる。森喜朗会長は国際オリンピック委員会(IOC)も被災地での実施には前向きな姿勢を示していると明らかにしている。