東大のエースでプロ入りを目指す意向を持つ宮台康平投手が、明治安田生命を4安打に完封し、左肩故障からの復活をアピールした。試合は東大が2-0で勝った。

 一昨年の都市対抗大会に出場した相手に対し、三塁を踏ませたのは1度だけ。9奪三振、4四球の危なげない投球に「きょうは神宮のマウンドで自分らしい真っすぐを投げられるか、を課題にした」と話した。

 3連続三振を奪った2回にこの試合最速の144キロ。終盤にも143キロを記録するなど、球速は落ちなかった。「変化球とのコンビネーションも悪くなかった。(左肩も含め)順調に来ている」と手応えを語った。

 3月12日の日本文理大戦、20日の横浜商大戦では完投しなかったが、この日は中4日で140球を投げた。浜田一志監督は「きょう何ともなければ27日に組んでいる日大戦に、宮台が課題としている中1日で登板させる」と語っており、リーグ戦で念願の勝ち点を挙げるための起用法を試す。

 開幕戦で対戦する明大の善波達也監督は「大復活ですね。去年春よりさらに緩急がついている」と警戒していた。