チーム屈指のゴルフの腕前を持つ日本ハム近藤が、選手会納会ゴルフコンペで優勝した。自己ベストのグロス76には及ばなかったが、83で回り、ネット72・2としてこの日発表されたベストナインと同時に“タイトル”を獲得した。高1から始めたというゴルフ歴は今年で9年目。「後輩に打撃のことを聞かれたら、ゴルフをやれって言います」。打撃とゴルフのスイングの形や考え方は、共通する部分も多いという。

理論は至ってシンプルだ。「止まっているボールをしっかり打てなきゃ、野球のボールなんて打てないでしょ」。野球でもゴルフでも、自分の思い通りに打球を飛ばせるから結果を残せる。今季、本業では打率がリーグ3位の3割2分3厘。前半戦は首位打者に立つ時期もあったが、後半は疲労も影響して数字を落とした。「今日のゴルフも後半に失速した。ダメですね。そういうところを変えていきたい」。優勝してなお、高みを見据えた。