阪神は24日、原口文仁捕手(26)が「大腸がん」の診断をされたと発表した。

原口は球団を通じて「いつも応援ありがとうございます。皆様にご報告があります。プロ10年目を迎えるにあたり、昨年末、人間ドックを受診したところガンと診断されました。病名を聞いた時はさすがに驚き、動揺したのも事実です。しかし今は、プロ野球選手という立場でこのような病気になった事を自分の使命だとも思えます。同じガン患者の方々、またそのご家族の方々にとって少しでも夢や希望となれるよう精いっぱい、治療に励みたいと思っています。今後の予定としては、近日中に手術を受け、そのあとリハビリに励んで早期の実戦復帰を目指します。僕には、大切な家族や応援してくださるファンの方々、共に闘う仲間がいます。常に前だけを向いて進んでいきます。どうか、これからも応援の程宜しくお願い申し上げます」と、コメントした。

原口は昨季、規定打席不足ながら、打率3割1分5厘の成績を残した。代打では66回起用され、57打数23安打の4割4厘。08年に桧山進次郎氏(日刊スポーツ評論家)がつくった球団記録のシーズン代打安打数に肩を並べた。

今季は正捕手の座を奪うシーズンとして期待され、矢野監督も、梅野ら他捕手と競争させる考えを明かしていたが、2月から始まる春季キャンプの1軍メンバーからは外れていた。