オードリー春日俊彰(36)が7日、都内で会見を開き、フィンスイミング男子サーフィス50メートル日本代表に選出されたことを発表した。

 「日の丸を背負うことになりました春日です」。日の丸が付き、背中には「JAPAN」の文字が入ったナショナルチームのジャージーに身を包み、堂々とした姿で会見場に現れた。「出るからには一番いい色のメダルしか狙っていない。最高でも金、最低でも金」と、メダル宣言まで飛び出した。

 11年から、TBS系「炎の体育会TV」でフィンスイミングに取り組み、今年3月の「フィンスイミングジャパンオープンマスターズ大会」に出場した。専門としていた「アプニア」部門で2位に入ったが、直後にフライングで失格。抑えで出場していた「サーフィス」部門で3位だったが、上位者に欠員がでたため、繰り上げで代表入りした。

 春日は日本代表として、来月6日にイタリア・ラヴェンナで開催される「フィンスイミングW杯マスターズ大会」の同種目(35~44歳の部)に出場する。春日のベストタイムは21秒20で、昨年の同種目の3位の記録とは0・28秒差とメダルも射程圏内だ。「国民の期待を背負っていくので、プレッシャーもある。メダルが取れなかったら、入国拒否くらいの覚悟です」と、既に身も心も日本代表選手だった。

 フィンスイミングは、フィンと呼ばれる足ひれを装着して行う水泳競技。「サーフィス」は、スタートとターンの際を除いて、シュノーケルを含む体の一部が水面から出ていなければならない競技。