乃木坂46が20日、静岡・富士市文化会館ロゼシアターで、「アンダーライブ全国ツアー2018~中部シリーズ~」の千秋楽公演を開催した。

 発売中のシングル「シンクロニシティ」収録曲「新しい世界」でセンターを任された鈴木絢音(19)を中心に、メンバー16人が出演した。14年4月の初開催以来、シングル発売ごとに選抜以外のメンバーが出演しているが、今回は初めて3期生のメンバーが出演した。デュエット曲「行くあてのない僕たち」では、鈴木とともにグループ最年少の岩本蓮加(14)が躍動した。アンダーライブ全体のセンターを初めて務めた鈴木は、「シンクロニシティ」「乃木坂の詩」はじめ多くの曲でセンターに立った。

 アンコールで、ツアーの感想を聞かれた和田まあや(20)は「私たちは皆さんにすごい支えられて、すごい愛情をいただいているんだなっていうのを、あらためて、身に染みて感じました。皆さんと、すごい楽しい時間をすごせて幸せです」と感謝。「皆さんがいての私たちだなって感じました。いつもありがとうございます。大好きです!」と笑顔で話した。

 伊藤かりん(24)は、同期の鈴木について「私の中での絢音ちゃんのイメージは、殻にこもりがちで、悩みを外に出せないタイプで、めちゃくちゃ努力するけど、失敗すると自分を責めすぎちゃうところがある。今回直前まで舞台があって、みんなと一緒にリハーサルしたのは2日くらい。心配だった」と前置きした。その上で「でも本当に成長していて、円陣の時にみんなの体調を気遣っていて、絢音ちゃんが思うアンダーライブを作ってくれて、引っ張ってくれた。今回成功したのは、絢音ちゃんのおかげ」と絶賛。ファンとメンバーに呼びかけ、会場全員で「絢音ちゃん、ありがとう~!!」と叫んだ。

 アンコールでは、鈴木がメンバーを代表してスピーチした。全文は以下の通り。

 

 もうすぐ、この中部シリーズも終わろうとしているわけなんですけども。今回から、アンダーライブに3期生が入ってきてくれました。これまでのアンダーライブの型に、3期生をはめ込む、みたいなやり方も多分あったと思います。でも、そのやり方は絶対やりたくありませんでした。

 1期生2期生と3期生が融和した、そんなライブが、やってて一番楽しいんじゃないかなって思ったからです。きっと、今までのアンダーライブとは少し違った感じになっていると思います。でも、これが、私が作りたかった新しいアンダーライブの形です。

 アンダーライブがこれからどうなっていくのか、私たちにも分かりません。でもきっと、近い将来、3期生のメンバーがアンダーのセンターになって、アンダーライブを引っ張っていく時が来ると思います。その時に苦労しないように、今回のライブがあったんじゃないかなって思っています。

 まあ、まだまだ3期生に譲る気はないんですけどね!(会場に「おお~っ!?」とどよめきがあがる)フフフ。若い力に負けていられませんから、私たちだって。

 今回のライブでは、たくさんの方にお世話になりました。支えていただいて、助けていただきました。本当にありがとうございました!