東京都の小池百合子知事(64)は24日夜、ニッポン放送「松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD」(金曜午後10時)に生出演し、初対面の松任谷由実(63)と約1時間、学生時代の思い出やコスプレ話などで盛り上がった。

 ハロウィーンのコスプレで知られる小池氏が、魔法使いサリーちゃんに扮(ふん)した際を振り返ったユーミンが、「服の赤いボタンが、赤い乳首かと思った」と『毒舌』を披露。初対面とは思えない「ユミ・ユリ」トークを展開した。

 「お会いしたかった。お互いに人生の女ギャンブラー、勝ってこそ、ステージがあがっていくみたいな。私とのトークでリフレッシュしてほしい」とユーミンに、迎えられた小池氏。エジプトで過ごした学生時代、荒井由美時代のユーミンの曲をカセットで聴いていたといい「大好きだった。青春そのものですよ」と打ち明け、「中央フリーウェイ」と「卒業写真」の2曲をリクエストした。

 ユーミンが、小池氏のプロフィルを紹介した際、国会内に肖像画を飾ることができる権利が生まれる25年まで、1年を残して都知事に転身したことを念頭に「また(国政に)戻られることも?…その辺は触れませんが」と、切り込む場面も。小池氏は「都知事まっしぐらです」と、はぐらかした。

 「守るべきものは何か」と問われた小池氏は、「うちのワンちゃん」と、愛犬の「総(理)ちゃん」と明かし、先日の出張で利用した新幹線車内の通販カタログで、高齢ペット用のベッドやソファを購入したという。「老後は考えますか」と問われると「ちゃんとやることをやって、その上で道端に倒れてもいいと思っている」と話し、ユーミンは「男らしい!」と反応した。

 小池氏は、2020年東京五輪・パラリンピックでのメダルに活用するため、都が先行して行っている、携帯電話などの「都市鉱山」の回収にも触れ、「おうちに秘蔵されている携帯ない? 集めておいてくれる? メダルにするから」と、ユーミンにも協力を呼び掛けた。

 ユーミンも、「ぶら下がり(インタビュー)をやってみて、(記者に)粋なことを言ってけむに巻きたい」と願望を語ったり、小池氏を担当するSPを見て「絶対に笑わせたい!」と述べるなど、終始ノリノリだった。