北海道留寿都村のリゾート施設「ルスツリゾート」で18日、修学旅行で訪れていた男子児童2人が、施設内の遊園地の遊具から転落して軽いケガをした。

ルスツリゾートの担当者によると、北海道・栗山町立栗山小6年の男子児童2人が午前9時58分、回転式の遊具「ツイスター」に乗り、回転する丸い台座の上で4人掛けの丸いゴンドラが前転した際、台座に転落した。転落しなかった2人も含め、4人の児童が病院に行き、転落した児童の1人が額を1針縫い、もう1人が股関節の痛みを訴えた。

ツイスターは、座席のシートベルトをおなかの上でしっかり巻いた上で、ゴンドラ中央のバーを握って乗るようになっているが、転落した児童2名は、おなかの上にシートベルトを巻いていなかった、もしくはシートベルトの上に座ってしまった可能性があるという。ツイスターの運行の際、通常は1名、繁忙期には2名の係員がついており、この日は1人の係員による対応だった。関係者によると、転落した男子児童2人がシートベルトを着用していたか否かの確認が取れておらず、係員が確認を怠った可能性があるという。

ルスツリゾートでは、2年前の17年6月22日にも、修学旅行で訪れた青森県弘前市の男児が、船の形をして振り子のように動く遊具「バイキング」の安全バーと座席の間からすり抜けて転落し、打撲などの軽傷を負った。担当者は「遊具は壊れていないが、より安全性を向上するよう話し合い(係員の)オペレーションの見直しも考えたい」と説明した。【村上幸将】