【ドーハ2日佐藤成】日本が3日(日本時間同深夜)に8年ぶり優勝を懸け、パリオリンピック(五輪)アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップ(杯)カタール大会の決勝ウズベキスタン戦に臨む。

日本を率いる大岩剛監督(51)とMF藤田譲瑠チマ主将(22=シントトロイデン)は同会場で行われた前日の公式会見に出席。指揮官は、目の前の試合に集中することを強調した。

決勝はすでに五輪出場を決めた同士の対戦となる。どのようにパリ五輪につなげていきたいか、と問われた大岩監督は「パリ五輪につながるという風に思っていません」と断言。「この大会で我々は優勝を目指してきた。しっかりと勝ち上がってきた自信と、素晴らしい相手と素晴らしい試合をしたいという一心で決勝戦を戦いたい。スタッフ選手全員で勝利を収めたいと思います」と話した。

2年前の同大会では、U-21日本代表として挑み、準決勝でウズベキスタンに0-2で敗戦した。「非常によく覚えています」としながら「今回の決勝戦は全く違うものになる。しっかりとした準備をもとにウズベキスタンを分析して素晴らしい決勝戦になるようにしっかり準備したい」と力を込めた。