来季創設されるJ3参入が決まった藤枝MYFCの小山淳代表(37)と斉藤俊秀兼任監督(40)、DF市川大祐(33)の3人が25日、藤枝市の北村正平市長(67)を表敬訪問した。冒頭で小山代表は「多くのご支援があってJリーグ昇格を決めることができました」と感謝の言葉を述べた。

 今季は24日のリーグ最終節で引き分け、13位でシーズンを終えた。同市内から初のJクラブ誕生となったものの、不本意な結果に終わり、北村市長も「来年はスタートダッシュに期待して、もう少し強いチームになってほしい。市民のみなさんから好かれるようなクラブを目指してください」と激励した。

 チームは今後、来季の選手編成を含めた契約更改を行っていく予定だ。Jリーグの規定では選手と監督の兼任が認められていないこともあり、斉藤監督は「しっかりとクラブと話して、近いうちには結論を出したい」と、監督専任も含めて自らの去就については明言を避けた。一方、元日本代表DF市川は来季も藤枝MYFCでプレーする意思を固めており「今年のような結果ではダメ。個人としてはまたJリーグという舞台でできることはうれしく思う」と話した。【神谷亮磨】