日本代表FW宇佐美貴史(24)の所属するアウクスブルクは、今週中に冬の移籍市場で動きを見せるかどうかの決断を下すことになりそうだ。ドイツ紙ビルトによると、決断するポイントは負傷者の復帰時期がいつになるか、だという。FWの3選手、カイウビ、ボッバディア、フィンボガソンが負傷で離脱中。さらにDFカルゼンブラッカーも長期負傷で戦列を離れている。

 シュスター監督は「特にメディカルスタッフとは密に意見交換を行っている。どの選手がいつ戻ってこれるのか。確かに待機時間を計算に入れている」。さらに「現実的に見なければ。冬の移籍市場では今チームにいる選手以上のクオリティを持った正しい人材を見つけるのが難しい。フィンボガソンとボッバディアが戻ってこれるなら、彼らに加えドンウォンを起用できる」。ただし100%判断することはできないことだろう。同監督は「最後の2試合で何か起こる可能性はまだある。急きょ対応しなければならないことが」とも話している。

 アウクスブルクは17日にボルシアMGと、20日にドルトムントと対戦。宇佐美はリーグ戦ここ3試合は終盤から出場しており、冬季中断期を前にゴールという結果が求められそうだ。(中野吉之伴通信員)