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精神的成長で最多勝を獲得
西武大沼幸二投手
西武の3年目、大沼幸二投手(24)が、12勝でイースタン・リーグ最多勝を獲得した。10月3日には今季3度目の1軍登録で、5日のロッテ戦(千葉マリン)に先発。勝敗はつかなかったが、8回を3失点と粘った。「イースタン終了後には1軍へ推薦する。投球にも安定感があり、精神的にも成長した。1軍で働ける投手」と話していた鈴木2軍監督の期待にこたえる好投だった。
ファームでは日本ハムの隼人投手と最多勝を争った。8月28日の巨人戦で2年連続の10勝を挙げ、一時は1歩リード。しかし、その後に3連敗して再び相手に逆転を許した。
大沼は「昨年も11勝で2位だった。今年もダメかなと思ったが、相手にも自分にも勝ちたいと思い、親友の鳥谷部とピッチングについて話し合った。鳥谷部は先に1軍で初勝利を挙げ、自分の闘志にも火がついた」と話す。
11勝で並んだ大沼に、チャンスは9月30日の湘南戦(横須賀)でやってきた。9回に同点に追いついた西武は、その裏から大沼を投入。速球、カーブ、スライダーと力のある球で無失点に切り抜け、延長戦へ突入した。10回表1死満塁で打席が回ると、堤内の直球を勝ち越しの左前打。「あの打席は気合が入った。思い出に残るヒットです」と笑顔で振り返った。結局この試合、2回を1安打無失点、2奪三振で単独での最多勝を確定させた。
今季は23試合に登板して12勝8敗。防御率2.65(5位)、奪三振率9.30で4完投を記録した。最速152キロの直球が勝負球の本格派だ。松沼博2軍投手コーチも「フォームも順調に修正できた」と期待している。
◆大沼幸二(おおぬま・こうじ)尽誠学園からプリンスホテルを経て、00年ドラフト1位入団。178センチ、73キロ、血液型はO。背番号15。
(写真=152キロの速球を武器にイースタン最多勝を獲得した西武大沼)
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