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K−1が日本人ヘビー級選手トライアウト

 元プロ野球選手、元Jリーガーの皆さん、第2の人生にK−1はいかがですか…。K−1が5月のゴールデンウイーク明けに、日本人ヘビー級選手の発掘を目的としたトライアウトを行うことが、11日までに分かった。若くして引退したプロ野球選手、Jリーガーの中には、恵まれた肉体を持つ格闘技向きの選手も少なくない。武蔵に続くヘビー級の日本人スター不在が深刻なK−1としては、他競技への門戸開放で、埋もれた好素材を長期的に育成する考えだ。

 武蔵に続くスターは、元プロ野球選手、元Jリーガーから探す。K−1は5月のゴールデンウイーク明けに、日本人ヘビー級選手の発掘を目的としたトライアウトを開催する。谷川貞治イベントプロデューサー(EP)は「野球やサッカーのプロ選手は肉体のエリートです。どんどん挑戦してほしい」と多数の応募を求めた。

 埋もれた人材を発掘したい。分野は全く違うとはいえ、元プロ選手には体格に恵まれた選手が少なくなく、格闘技ファンも多い。若くして引退に追い込まれた好素材を発見し、長期的なビジョンで育成する。「志半ばで辞めざるを得なかった選手たちの新たな活躍の場になれば」と谷川EP。適性があるなら、K−1のリングが引退後の受け皿にもなる。

 海外選手を対象にしたトライアウトは、04年8月に米ラスベガスで始まった。毎年行われているが、国内では今回が初めてになる。選考委員は谷川EPをはじめ、HERO’Sの前田日明スーパーバイザー、伊原道場の伊原信一会長、武蔵、魔裟斗らに依頼する。内容は基礎体力テスト、スパーリングなどが予定されている。

 何よりも日本人ヘビー級選手の人材不足は深刻だ。佐竹から武蔵へバトンタッチされてから6年。武蔵は1人で世界のトップと戦い続けている。5日のWORLD GP開幕戦のオセアニアGPでも、期待の堀啓が1回戦でアビディを倒しながら続く準決勝で敗れた。日本人スターが続々と登場する中量級とは対照的に、新たな選手の育成は急務となっている。

 空手、キックボクシングからの即戦力も、もちろん歓迎する。だが、プロ野球、サッカー選手にまで門戸を開放したのは、K−1サイドの危機感の表れでもある。「いつまでも武蔵選手頼みでは未来がない」と谷川EP。初めて実施される国内トライアウトに大きな期待を抱いている。

[2006/3/12/10:15 紙面から]


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