寺尾聡、半泣きの勘当息子/映画大賞
石原裕次郎賞「半落ち」に主演した寺尾聡(57)は、今にも涙がこぼれ落ちそうだった。「俳優の扉を開いて手を引いてくれた」という裕次郎さんの名を冠した賞に感無量だった。賞金300万円を贈った裕次郎夫人の石原まき子さんは、息子のように成長を見守ってきた寺尾に「聡、聡…」と呼び掛け、涙した。「いま、会いにゆきます」で助演男優賞を受賞した中村獅童(32)は高熱をおし、点滴を打って駆け付けた。
◆石原裕次郎賞・石原裕次郎新人賞 87年に亡くなった戦後を代表するスター石原裕次郎さんの遺志を引き継ぎ、日刊スポーツ映画大賞に併設された。石原プロモーションが運営に全面協力している。その年に最もファンの支持を得た、スケールの大きな作品に贈られるのが石原裕次郎賞。裕次郎さんをほうふつとさせる将来性豊かな新人に贈られるのが石原裕次郎新人賞。賞金はそれぞれ300万円、100万円。
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盾には黒沢監督の絵
日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞の表彰式で受賞者に贈られる盾には、故黒沢監督が描いた絵コンテがレリーフ(浮き彫り)として使われている。00年の映画「夢」のために黒沢監督が描いたコンテで、主人公の「私」が天使に手を取られて飛翔(ひしょう)する構図。95年の第8回から、この盾が贈られている。
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