永田議員会見で陳謝も辞職せず
民主党の永田寿康衆院議員(比例南関東)は28日午後、ライブドアの送金指示メール問題をめぐり、国会内で記者会見し「信ぴょう性を立証できなかった」と陳謝した。永田氏は議員にとどまる。同党は同氏の衆院予算委員会での質問が国会の混乱を招いたとして野田佳彦国対委員長、藤村修同代理が引責辞任し、永田氏の半年間の党員資格停止処分を決定、「メールは本物ではない」との党声明を発表した。前原誠司代表は口座情報に基づく国政調査権の発動要求を取り下げる考えを表明した。
しかし与党は永田氏が記者会見でメールについて「偽物」との明言を避けたことに強く反発、問題が尾を引く可能性もある。民主党両院議員総会では執行部への批判が相次ぎ、前原氏の求心力低下も加速しそうだ。
永田氏は会見で「多くの皆さんにご迷惑を掛け、国会を混乱させたことをおわびする」と謝罪。自民党の武部勤幹事長と二男にも「名前を挙げ追及したことは申し訳なく思っている」と述べた。
メールを持ち込んだ「仲介者の元記者(フリー記者)」を信じ、「情報提供者」と接触できていなかったことも認めた。
ただ真偽に関しては「内容が全くの事実無根であるのか、一定程度の事実を含んだものかは、現在もさまざまな調べが残っている」として、完全な偽物とは判断できないとの認識を示した。
一方、党声明では「(ライブドア前社長の)堀江貴文容疑者が発信したものでないと評価せざるを得ない、すなわち本物ではないと判断する状況に至った」とした。
民主党は鳩山由紀夫幹事長の厳重注意処分も決定。いったんは辞意を示した鳩山氏は会見で、慰留された経緯を説明し「この問題が収拾されたあかつきには、進退問題の結論を出したい」と述べ、区切りのついた段階での辞任を示唆した。
[2006/2/28/20:35]
写真=記者会見で頭を下げる民主党の永田寿康衆院議員(共同)
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