肥後スランプ脱出なるか!「CR猛獣王FN」
大スランプだーっ! ダチョウ倶楽部のリーダー・肥後克広(40)が、東京・新宿のエスパスタワー2000で新型パチンコ機「CR猛獣王FN」(サミー)に挑戦した。取材は同店が新装開店した2月26日に行ったが、肥後は出しまくる周囲の客とは対照的に、大当たりゼロの完敗を喫した。どうしちゃったの? 攻略法と併せて、実戦ルポをお届けします。

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肥後は現在、連敗街道をばく進中だ。約4カ月前から、ホールで毎回2万〜3万円を失い続けている。通常図柄(注1)大当たりすら引けない、最悪の状態である。「いやあ、何をやっても勝てなくてね」。トータル30万円近い負けにあえぎ、開き直って薄ら笑いを浮かべている肥後が気の毒だ。今度こそ勝ってもらいましょう!
そう考え、記者は取材プランを練った。(1)クギ調整が甘いであろうホールの新装開店当日に取材を決行する(2)最新鋭の機種で気分良く出してもらう−とまあこんなところだ。ホールは、ファンの間で「グランドオープンの2月26日は、赤字覚悟で出しまくるはず」と、うわさが飛び交った新宿エスパスタワー2000を選択。台は、メーンキャラクターに「ダチョウ」が入っている「CR猛獣王」しかない。
多忙な肥後は開店の午前10時に現地に到達できそうにない。そこで私が事前に入手した整理券(注2)を持って店頭に並び、「猛獣王」39番台を何とか確保した。パチスロのキャラクターをパチンコに移植した台でこれが大人気。肥後の到着を待つことにしたが、満席のホールでは「プレーしない人は、台の前に着席しない」ことが最低限のマナーだから、仕方なく? 手持ちの現金を使って玉をはじく。するとあろうことか、投資3000円44回転であっさり通常図柄「8」の大当たりを引いてしまった。
私が出してもしょうがないのに…。大当たり終了後の時短100回を経て、211回転までに出玉すべてをのまれた。ちょうどその時、肥後がホールに現れた。肥後は「猛獣王」を見て笑みを浮かべ「この台やりたくて、空き台を待って打ったら、この前2万円負けたんだよ」。不吉な第一声だ。軍資金1万円を手渡しながら、不安が頭をよぎった。
台の反応は上々だ。215回転で確変図柄(注3)の「7」でリーチがかかると、発展系リーチ(注4)の「イーグルリーチ」に。液晶画面に現れたワシが「7」の図柄を足でつかめば大当たりだが、あっさりハズレ。「まあ、そんな簡単には出ないでしょ」と肥後は余裕の表情だ。
ところが、投資3000円229回転で「3」のリーチから「ダチョウリーチ」に発展したり、投資5000円で「8」のリーチが「ゴリラリーチ」に発展したりするものの、一向に大当たりはこない。ここで「どうやったら勝てるのかな」とつぶやくが、声は絶望的なトーンに一変していた。投資9000円350回転あたりからは「もうドキドキしなくなりましたよ」と半ばやけ気味に…。
410回転で軍資金すべてを失った。肥後は「勝った記憶って、もうずっとないんだよね…」と、悲しげなまなざし。勝負を終え、ホールを後にした肥後に、感想を聞くと「最悪でも、通常図柄の大当たりを1回でも出せれば良かったんだけどなあ。出玉は全部のまれたって、出す楽しみも味わえたのに」と、うつむき加減である。
すると、私の携帯電話に会社の同僚からとんでもない情報が飛び込んできた。「肥後さんの台で、ダチョウ倶楽部のマネジャーが大当たりを引きました」。聞けば投資2000円で「4」の通常図柄大当たりをゲットしたそうだ。肥後は、あと2000円自腹で投資していれば、負けぐせを少しでも直せたかもしれなかったのに…。つくづく運のない人だ。あきれるほどのツキのなさに、思わず同情した。【荒牧公哉】
◆肥後克広(ひご・かつひろ)本名同じ。1963年(昭和38年)3月15日、沖縄生まれ。就職したデザイン会社倒産後、ストリップの道頓堀劇場でコントを始める。現在、ダチョウ倶楽部のリーダー。家族は妻と1男1女。
◆肥後とパチンコ
おれの後で出したマネジャーの重成(静香)さんは、きっとおれが打ってる後ろで「早く負けろ、台を譲れ」って、のろいをかけてたんだよ。前は占いにこだわってたけど、ここまで負けるともう関係ないね。(記者から取材当日の日刊スポーツの占い欄を示されると)あっ、おかしい。賭け事は○になってるよ。
ゲンかつぎだって、いろいろやったよ。前は1人でコッソリ行くと勝てる、って思ってたけど、今は全然ダメ。落ちている玉を拾って玉の受け皿に混ぜて打ってみたりしたけど、これもまるでダメ。近くの台で大当たりを連発してる人もいっぱいいたけど、おれの台の玉を吸い込んでるみたいだったねえ。
でも「猛獣王」はまた打ちたいよ。液晶画面の絵柄を自分でいろんなモードに変えられるでしょ。パチスロ風の画面に変わったりもするし、画期的だと思う。勝ったら報告しますよ。いつになるか、分かんないけど。ははは。(談)
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【用語メモ】
◆注1 通常図柄 3列にそろうと1回だけの大当たりになる図柄。「猛獣王」では「0」「2」「4」「6」「8」。
◆注2 整理券 ホール開店時に優先入場するための券。前日までに無料配布されるケースが多い。
◆注3 確変図柄 3列にそろうと、次回大当たり確率が大幅に上昇する図柄。「猛獣王」は「1」「3」「5」「7」「9」。
◆注4 発展系リーチ ノーマルリーチから2段階、3段階と発展するリーチアクション。「猛獣王」では、「イーグル」「ゴリラ」「ゾウ」「ライオン」「ダチョウ」などの発展系リーチがある。またゴリラ&ライオン&ダチョウ各ステージだけの発展系リーチアクションもある。
【攻略法】
◆回転ムラに注意 液晶画面が大きい上、盤面右半分に玉が流れないから、スタート入賞口への入賞ムラは大きい。液晶画面左上に設置された玉をスタート入賞口に導く「ワープゾーン」に玉が入りにくいクギ調整の台ではまず勝てない。
◆モード&ステージ選択を楽しもう 「ライオン」「ゴリラ」「ダチョウ」の各「ノーマルモード」が基本。「ミッションモード」では、電光掲示板のような予告が表示される。表示例は「10回転以内にゾウリーチをかけろ」などだが、予告が多く出る方が好調と思っていいだろう。ほかに大当たりをいきなり告知する「沖パチモード」もある。
◆リーチアクション中は玉の打ち出しをストップする 発展系リーチの中には2分近くリーチアクションが続くパターンもある。リーチがかかったら打ち出しをストップし、持ち玉の減りを抑えよう。
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