五輪代表、見えぬ相手は年上同ポジション
日本五輪代表が、実力でオーバーエージ(OA)を吹っ飛ばす。30日、明日6月1日のマリ五輪代表戦に向け札幌に再集合。約1時間、ストレッチなどで軽めに体をほぐした。OA枠が使われれば、このメンバーで試合するのはこれが最後になるかもしれない。当日は全員が、招集されるだろうOAを意識してピッチに立つ。MF松井は言った。「最後のアピールだと思うので、自分らしいプレーをしたい」。
渡欧中の田嶋技術委員長は肺に血栓ができたFW高原の招集が難しいことを認めた一方、稲本や中沢を候補に挙げた。五輪代表選手は敏感に反応した。DF茂庭は「(中沢)佑二さんは入るんですか? OA? いらないんじゃないですかね。マジ、そういうの怖いっすよ」。DF那須は「佑二さんは(3バックの)左はやらないでしょ」とポジションを気にかけた。
OAは、必要とされるポジションに補強される。招集されてしまえば、定位置が奪われる可能性が高い。山本監督はかねて「OAを必要としないくらいプレーでアピールして欲しい」と訴えてきた。6月9日の組み合わせ抽選後、本格的に絞り込まれる。マリ五輪代表戦は目の前の相手を倒すだけでなく、見えないOAとも戦わなくてはならない。【佐々木一郎】
[2004/5/31/08:27 紙面から]
|